実績紹介

台湾トップシェアの紡績企業がSYSTEXに原材料と製品のプロセス管理システムの導入を依頼しました。まず、SYSTEXはシステムの企画と分析を行い、ソースの定義をしました。また、SOW（Statement of Work）に従い、ニーズに合わせた44のプログラムをつくりました。専門のチームは突発の事態に備えて、システム試験の終了まで常に待機していました。このシステムの導入後、この企業は生産履歴を管理することで人的コストを大幅に削減できました。SYSTEXは今後もこの企業に多くのクラウドサービスを提供していきます。AI技術の導入に力を入れ、スマート製造のビジョンが実現できれば、未来の紡績市場においても先手を取り続け、市場での地位を維持できます。
 

台湾証券取引所は、2020年3月23日からザラバ取引制度を全面的に実施しました。各種取引戦略に携わり続けるために、証券会社は取引戦略の研究とコンピュータ設備への投資をする必要があります。SYSTEXは長年台湾金融情報サービスに携わり、多くのデータを蓄積しており、AI分析を提供できるほか、速やかに証券市場の特性を判断しアルゴリズムシステムの演算ロジックを組むことができます。アルゴリズムにより証券会社の取引戦略をサポートし、即時自動注文を行います。コストインパクト軽減や効率化、人的コストの削減、ポートフォリオ収益の増加など、証券会社のサービス向上をトータルサポートいたします。
 

モバイルペイメントの普及率は年々増加しています。台湾の代表的な電子マネーシステム会社は、より完全な決済プランを提供するため、モバイル決済ツールをつくりました。速やかにシステムを構築するため、この会社は決済環境構築のノウハウを持つSYSTEXにサポートを依頼しました。SYSTEXはシステムチェックを僅か半年で完了し、このモバイル決済ツールはサービス開始当日に1万人が申し込みました。ユーザーはこのツールで、乗車、QRCode決済と領収、デジタル会員証の申請や各種料金の支払いといった便利なサービスを利用できます。

 

インダストリー4.0のソリューション提供者を目指す新漢股份有限公司は、2018年、台湾初のインダストリー4.0デモプラントをつくり、7年間蓄積してきた実力を発揮しました。新漢の長年のビジネスパートナーであるSYSTEXもこれに参加しました。データ分析プラットフォームTableauと新漢の戦情室の運用保守システムとの連結により、新漢は何度もコードを変える必要がなくなり、管理者は動向からデータのグラフを調整することで、経営の指標を知ることができるようになりました。その後、僅か3か月でQCビッグデータプラットフォームを構築し、各生産ラインの生産能力を従来より13～20％向上させました。
 

ある世界的ファウンドリ企業は数年前の工場建設の際、フレキシブルオフィスのニーズが出たため、SYSTEXに「クラウドバーチャルオフィス」導入を依頼しました。速やかな手配、融通性のある拡充、迅速な移転をサポートし、ハードの購入費用を削減しました。世界中で新型コロナウイルスの感染が広がる中、この会社はクラウドバーチャルオフィス導入の経験を活かし、事業継続計画（Business Continuity Planning）を実施しました。バーチャルオフィスの設置は数時間で完成し、ほとんどの職員が在宅勤務やテレワークができるため、業務が中断することはありませんでした。
 

高齢化が進む中、「サルコペニア」は高齢者が要介護となったり転倒したりする主な原因だと言われています。高齢者が早期に症状に気づけることと医療従事者の負担軽減のため、SYSTEXグループ傘下の奇唯科技（SYSPOWER）は、病院のニーズや医師の専門知識と指導から、超音波を用いて、世界初となるDICOM規格のサルコペニア診断器を開発しました。ストップウォッチを使うなどの従来の測定方法に代わり、より多くの判断材料を医療従事者に提供できます。また、簡単に身体機能の状態を知ることができ、早期に強化訓練や治療を行うことで、予防医療の目的を達成できます。
 

台湾のある都市は数年前、伝統産業の転換、公共サービスの向上、地域格差の是正等に向き合っていました。同時に、スマートシティのビジョンを実現すべく、デジタルトランスフォーメーションの経験が豊富なSYSTEXと共同で多様なサービスを利用できる「市民カードAPP」をつくりました。近年では、市民のニーズに応え、決済やブロックチェーンポイントプラットフォームや商店のマーケティングシステム等の機能を統合し、市民から企業まで皆が満足できる革新的なサービスをつくり出しました。
数年にわたる提携により、この都市のデジタルトランスフォーメーションの成果ははっきりと現れ、2019年には世界トップのスマートシティと評価されました。これはSYSTEXにとっても誇らしいことです。SYSTEXはこれからも「人」を中心とした人に優しい技術で行政機関のサービス向上をサポートしていきます。
 

フィンテックの波が到来した現在、台湾で唯一100年の歴史を誇る民間銀行がデジタル化に力を入れています。しかし、同行のデジタル金融とITを担当するスタッフの人数が限られていることもあり、デジタル化は困難を極めていました。SYSTEXは銀行の大切なITパートナーとして、長年クリアリングハウスの基礎工事に協力してきました。デジタル化の過程で、当社もデジタル口座やインターネットバンキング、モバイル決済、モバイルローン・融資のサービスなど同行の事業の段階的な発展に惜しまず支援してきました。この銀行は2019年に台湾の経営者向けビジネス誌「遠見雑誌」で「最優秀FinTechサービス銀行賞」を受賞しました。

顧客の工場は従業員以外にも請負業者、仕入業者、来客など毎日合計数千人が出入りします。担当スタッフを置いて来客の管理や身分の確認を行っても、許可以外の侵入リスクを避けることができません。スタッフの不注意で人が中に入ってしまうと工場管理者が問題解決に苦労することになります。SYSTEXは顧客が抱えている問題を把握後、AIによる顔認識の導入を提案しました。顔の特徴とAIの精密な認識によりすぐに出入りした人物を特定し、二要素認証でも、非常に商業機密エリアに出入りする人員を精密に管理することができます。また、AI顔認識は、従業員の出勤記録と従業員レストランの会計プロセスを正確に把握することもできます。これらによって顧客の作業領域がより高レベルのセキュリティにアップグレードされ、内部管理手順が効率的かつ便利になりました。
 

台湾の上場メーカーの顧客は、主に産業用コンピューターと自動識別スキャナーの製造を手掛けています。製品はヨーロッパやアメリカなど海外にも販売し、また、海外には代理店を多数展開しています。SYSTEXは顧客と商談を通じて、現在顧客が日常業務の非効率（従業員のコミュニケーション不足、各部門の情報の不一致、冗長な製造工程など）が作業の非効率による遅延の原因となり、代理店の見積業務に影響を与えていることがわかりました。当社は商品や営業、注文などの管理規則を含む代理店管理ソリューションの策定に着手しました。また、ERP発注システムの統合を支援し、工場管理プラットフォームで納期と原価を管理できるようにしました。これによって、価格問い合わせや見積、発注、原価管理などが非効率の問題を一度に解決しました。
 

台湾国内の某大手百貨店は毎年多くの広告費用を投入し店頭で販促活動を行い、消費者の滞在時間の延長と購買意欲の増進を目指しました。しかし、販促用のノベルティは効率的に管理できず、交換率が良くないという問題がありました。そこでSYSTEXは自社で開発した位置情報サービス（LBS）による行動最適化アプリ「hks」とiBeaconを組み合わせた販促スタイルを踏襲し、店舗でエリアマーケティングを導入しました。ターゲットを絞った広告で消費者はより楽しいショッピングを体験することによって滞在時間が長くなります。購買意欲とノベルティの交換率が高くなり、百貨店内での販促方法の次々成功しました。これは、小売店舗とデジタルマーケティングが統合された好例です。
 

SYSTEXは某病院と提携して、AIで従来のサービスを改良しました。SYSTEXは病院の公式ホームページで神経言語プログラミング（NLP）を導入して、「患者中心」、「医療現場中心」をモットーとした24時間対応可能医療用ロボットを設計し、いつでもどこでもロボットとの会話形式で患者様へ外来の受付を案内することができます。AIロボットは前後の文意から同音異語や近似した音を聞き分け、患者様の意図を理解します。ロボットから「質問」して患者様が抱えている問題を明らかにすることもできます。現在はチャットボットの支援で、各医療スタッフがより良いサービスへ専念することができます。